親密度 - コラム - 専門家プロファイル

敷浪 一哉
有限会社シキナミカズヤ建築研究所 
建築家
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親密度

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建築も、親密度を距離で測ることができます。例えば、2人で食事をするとき、
どのように座るのが一番親密度が高いと思いますか?
まず、一番低いのはカウンターなどで隣り合わせに座る方法。
これは、二人が同じ方向を向いているから、目を合わせるためにはお互い向き合わなければならないですよね。
次に低いのは、向かい合わせに座る方法です。
普段このように座る人は多いでしょう。正面に向かい合いますから、実際は親密度が高いように感じますが、
その代わり、間にテーブルを介してますから、距離がちょっと遠いですよね。
騒がしいお店などでは声がなかなか聞こえないなんて経験をしている人も多いはずです。
では、一番親密度が高い座り方はといいますと、L型に隣に座る方法です。
お互い正面を向いても相手が視界に入りますし、距離が近いから声も聞こえやすいですよね。
自然に肩を寄せ合うこともできますし、ヒソヒソ話だってかんたんにできます。
皆で円を囲む場合も、その距離感や体の方向で親密度は変わっていきます。
ヒューマンスケール(人の体感寸法)は1cm単位で変わっていまいますから、
特に住宅ではその距離感というのを慎重に計るわけです。