「下駄」 - 民事事件 - 専門家プロファイル

菊地総合法律事務所 代表弁護士
弁護士

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:民事家事・生活トラブル

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

 ここのところ毎日、下駄を履いています。
 ごく普通の下駄ですが、父親が若いころ職人に作らせたのを奥から引っ張り出してきたものです。街の下駄屋で鼻緒だけ替えてもらいました。
 毎朝、脇玄関から庭を抜けて郵便受けまで、新聞の朝刊を取りに行くだけの、短距離、短時間のことですが、その解放感は言葉では言い尽くせません。
 機能でいえば、下駄は靴には敵いません。弁護士の業務として下駄で裁判所に行くことなど、およそ考えられません。しかし、下駄には、靴にはない効用があることもまた事実です。
 テストで「下駄を履かせる」のはご法度ですが、たまには「靴」を脱いで、「下駄」を履いてみることをお勧めします。その解放感は、別の地平を見せてくれるかもしれません。我々を、知らず知らずに拘束しているものは足に履く靴に限らず、我々を、ひと時その拘束から解放してくれるのは、鼻緒のついた下駄だけではないはずだ、と。

 |  コラム一覧 | 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(弁護士)
菊地総合法律事務所 代表弁護士

依頼人の法的権利を実現する─それが私どもの願いです

全国各地の相続、不動産、同族会社の案件を中心に幅広く、新都心さいたま市を拠点として、永年にわたり多数手懸け解決しています。企業法務や病院・医院、寺社の法務にも精通しております。遺留分減殺請求、株式買取請求、為替デリバティブに実績があります。

このコラムに類似したコラム

紐靴 大塚 嘉一 - 弁護士(2015/05/13 12:44)

茨城県は下妻の裁判所 大塚 嘉一 - 弁護士(2008/01/15 11:45)

埼玉県の川越の裁判所 大塚 嘉一 - 弁護士(2007/11/27 18:53)

マランツ8Bを修理する 大塚 嘉一 - 弁護士(2023/06/07 11:36)

自転車事故で弁護士特約を使えるのか? 高橋 裕也 - 弁護士(2020/07/07 15:48)