絵本『バーバパパのいえさがし』 - コラム - 専門家プロファイル

村上 治彦
一級建築士事務所 村上建築設計室 代表
東京都
建築家
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絵本『バーバパパのいえさがし』

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今年は心配な病気が流行っていますね。
我が家では娘が風邪をひいたのをきっかけに
家族全員、順番に風邪にやられました。
一番小さな赤ん坊にもうつってしまい、
家族みんなでエネルギーを吸い取られました。
子どもの病気は本当に(見てる方も)つらいですね。

ですので今月は、娘も家で過ごすことが多く、
ずいぶん絵本を読みました。
そこで、今日は私たちがお気に入りの絵本をご紹介します。

おばけのバーバパパに家族が増え、
家が手狭になったことから、
バーバパパの家さがしが始まります。

中古住宅を家族みんなで直し、
素敵な家ができたと思ったら、
暴れん坊のブルドーザーがやってきて
バーバパパの家や街をぶっ壊してしまいます。

均一的な都市化や都市化をもてはやす風潮に
一石を投じる内容となっています。

そして、バーバパパの家族がたどり着いた理想の家。
その家がとっても楽しい、素敵な家なのです。
個性豊かなバーバパパの子ども達が、
それぞれお気に入りの空間をつくっています。
見開きいっぱいに描かれた断面図の挿絵を見れば、
子どももワクワクするはずです。

「ぼくならこんな部屋がいいな!!」
そんな話ができたら、いいですね。
自分が好きなものや、好きなものに囲まれた生活を想像することで
身近な生活空間を意識し、より快適にすることに興味がもてれば
「住育」のはじめの一歩となるのではないでしょうか。

そういえば、バーバパパシリーズの作者は元は建築家です。
挿絵によく建物の断面図が描かれているのも納得。
断面図の挿絵はとても効果的で、大人も楽しめます。
妻いわく「断面図ってドールハウスで遊んでいるみたい」な感覚なのだとか。
確かにそうかもしれませんね。