お客様の気持ちに沿ったおもてなしを

こんにちは！
高窪です。

さまざまな場面で、おもてなしをすることが多い我が家。
そんな時にも、やはり母が教えてくれたことが私のベースとなっています。

私が幼い頃から、母が料理上手でおもてなし上手だったために、頻繁にお客様が来ていました。
特に父の兄弟が集まるというと必ず我が家でしたから、それこそ前日から仕込みをはじめて大人数をおもてなしする、ということが珍しくない環境。
そんな中で、心を込めておもてなしをすることとは、どういうことなのかということを学んでいったように思います。

その中でも、高校生の頃だったでしょうか。
忘れられない出来事があります。

伯父が我が家で食事をした時のこと。
その日も、いつもと同じように伯父にお料理を出したり、飲み物を勧めたりということをして過ごしていました。

伯父の食事が終わって、帰った後に何を思ったのか…。
母が私に「お料理を出したり飲み物を勧めたりというのが、今日はとても自然にできていて本当によかった。いままではやってあげているという感じがしたけれど、今日はそれがなかったわね」と言ったのです。

まさかそんなことを考えながら見ているとは、とびっくりしたことを覚えています。

日々の生活や出来事の中から、学ぶべきことは今でもたくさんあります。
でも、それがわかるようになったのは、母が教えてくれた基礎があればこそ。
来てくださったお客様の気持ちに沿って、あくまで自然におもてなしすることの大事さを、幼いころから少しずつ教えてもらったことがどれだけ役立っているかを、今、痛感しています。