- 松永 隆文
- Qull一級建築士事務所
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
横浜で進行中の「ミンナノイエ」。
「ミンナノイエ」の外壁の仕上げ材は、サイディング張り。
一般的な住宅の外壁材として、サイディングがもっとも多く使われています。
タイル調のものや、石目調、ストライプ超にフラットタイプなど、沢山の種類があます。
機能や施工のしやすさ、コスト等を考えると、サイディングは、非常に優れている商品です。
製作技術も発達し、タイル調なども、一見本物のタイルを張った様に見えるものもあります。
施工の納まり上、出隅、入隅等のコーナー部分に、同じ柄のコーナー材を使用し、施工することが一般的ですが、この納まりが、私どもからすると、美しくない。
せっかく本物に見えるところを、この同柄コーナー材で、模造品としてしまう。
「ミンナノイエ」は、この同柄コーナー材を使用せず、アルミの金物でコーナーを納めました。
左の写真は、出隅コーナー部。シルバーのアルミ金物がシャープに角を縁取っています。
右の写真は、インナーバルコニー廻りのアルミ金物の納まり。
サッシと同じシルバー色の為、サイディングに、細いシルバーのラインが回り込み縁取られた、デザインとなっています。
一般的な納まりではなく、ちょっとした工夫で、他とは違う、外壁のデザインとなりました。
このコラムに類似したコラム
【杉並の家】作品が掲載されました 西島 正樹 - 建築家(2023/12/05 19:46)
執筆情報解禁その14(東急リバブルさん) 齋藤 進一 - 建築家(2022/12/03 00:12)
屋根材を外壁材に使うことで、素材感を味わえる材料に!見映えが生き生きと! 小木野 貴光 - 建築家(2018/04/05 23:00)
素材で差をつける!素材感・質感を感じるのは?住まいの外観は外壁材でこんなに違う。 小木野 貴光 - 建築家(2018/04/02 23:00)
可愛らしい外壁、屋根材を壁に貼る 小木野 貴光 - 建築家(2017/02/22 17:24)