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市原 真二郎
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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お肌の大敵!?健康の味方!?紫外線との上手なつきあい方(1)

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  1. 心と体・医療健康
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毎年夏になると海水浴やアウトドアスポーツなどで日焼けした人をよく見かけます。またそのように日焼けした肌を際立たせるような色彩の衣服が飛ぶように売れ、日焼けしようとする気持ちを高めています。実際に沖縄やハワイなどの白い砂浜は、日焼けした肌の色を健康的にアピールしてくれます。

また特に子供の場合は外で元気よく遊ぶと、当然のごとく日焼けします。小学生の頃は夏休みに真っ黒く日焼けして登校すると、同級生や先生から褒められたりするものです。子供が元気に健康に成長するかどうかは屋外で活発に遊ぶかどうかにも左右されるため、日焼けはその一つの象徴として肯定的に捉えられがちです。

そのように日焼けというと一般に、活動的で健康的な印象が確かにあります。それに比べて色白な肌は非活動的で不健康というイメージをどうしても抱きがちですが、実際のところはどうなのでしょうか。日焼けした肌が活動的に見えるのは異論ないとしても、日焼けという現象が果たして本当に健康に良いといえるのでしょうか。

反対に、女性を中心に日焼けを避けようとする動きも目立ちます。かなりの数の女性は日焼けを極端に嫌い、海水浴など日焼けしやすい環境に敢えて身を置きたがりません。またやむを得ずそのような環境下に身を置く場合には、長袖の服にしっかりと身を包みサンスクリーン剤を丹念に皮膚に塗るなどして、何とか日焼けを防止しようと懸命です 

実際問題として夏など日差しの強い季節であれば、海水浴などアウトドアスポーツを好むかどうかに関わらず、通勤、買い物、庭仕事などの日常生活でもかなりの量の日光を浴びてしまいます。つまり穴ぐらにでもに暮らしていない限り、日焼けという現象は全ての人にとって無縁ではないのです。

しかもその日差しの量は、7~8月の真夏の時期だけでなく、意外にも初夏の5月くらいから急激に増えるとされています。この時期は春先からまだ日が浅く、強い日光に対する体や皮膚の準備ができていないため、予期せぬ皮膚のトラブルが発生しやすい傾向があります。

日焼けとは医学的には「日光皮膚炎」といって、実は日光による皮膚のヤケドなのです。従って肌にとっては基本的に健康的といえる現象ではありません。また英語では日光を浴びた直後に赤くなる現象をサンバーン(sunburn)といい、数日後、色素沈着して黒あるいは褐色に落ち着いた状態をサンタン(suntan)といって区別しています。

サンバーンは日光に暴露した4~5時間後から皮膚が赤くなり始め、24時間後頃に最も強くなる変化です。皮膚に日光が当たると血管を拡げる作用のあるプロスタグランディンEが表皮細胞で作られて、真皮内の血管の血流量が増えて皮膚が赤く見えるのです。

それに対してサンタンは日光を浴びた3~4日後から皮膚が褐色または黒色に変化し、数日から数週間持続します。これは日光の刺激を受けた表皮細胞から色素細胞に指令が行き、メラニンを産生して表皮細胞に受け渡されることにより発生します。このメラニンには次の日光の暴露から表皮細胞自体を保護する役割りがあります。

日焼けの際に一番問題となるのは「紫外線」です。この紫外線が様々な皮膚のトラブルを発生させる張本人なので、この紫外線とは何かを知り、その役割りと弊害とをよく理解した上で、夏場に向けた対策を考える必要がありそうです。日焼け対策は紫外線対策・・と言い換えることもできるのです・・(続く)

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