- 林 秀成
- 上席プロデューサー
- 福岡県
- 建築プロデューサー
対象:住宅設計・構造
いま2件の競争入札を行っています。
ハウスメーカーや工務店との商談ではプランと同時かあるいはプランの最終決定後に見積りが提示されます。
例えば3社に候補を絞り競合させた場合、それぞれ各社独自の項目、各社オリジナル書式による見積書が提示され、それを施主本人が見比べながら検討することになります。
時には相談者から内容を検証して欲しいと見積書が送られてくることがありますが、我々が見ても中身を比較したり検証することが困難なものがほとんどという印象です。
「もっと詳しい内訳明細を入手したほうがいいですね」とアドバイスをすると、明細には企業秘密が含まれるので契約前には渡せないという住宅会社が結構あるようです。
一千万、二千万もの買物で見積りの明細も見ないで決断できますか!?
中にはこんなことを言う業者もいるそうです。
「シロウトさんがご覧になっても訳がわかりませんから」
訳がわからないなら訳がわかるまで説明するのが当たり前。まったく詐欺商法のセールストークです。
住宅CMサービスではプランが決まると当社が見積り用の図面と積算見積書を作成します。
だから入札に参加する工務店からはみんな同じ項目、同じ書式の見積書が提出されてきます。この方法だと比較が簡単で誰の目にも一目瞭然です。
さて今回はどんな入札結果になるでしょう、楽しみです。
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