子供にとっての家として、最後にお話したいのが「家」そのものが、「いつか僕(私)も家が持てる大人になりたい!」と思えるものになることです。
そこには、家で楽しく暮らしている親の姿、親が友人を招いて楽しんでいる姿など「早く大人になりたい!」と子供たちが思える親の背中を見せる事が必要になります。
それともう1つ大切なのが「家は親のもの、大人になると巣立っていく必要がある」という考えを子供の頃から自然と馴染ませる事です。
以前にも話をしましたが、野生の動物の中で、大人になると親と同じ群れにいる動物はほとんどいません。これが自然の摂理なんだと思います。
そのように考えると「いかに子供が早く大人になって自分の住まいをかまえたいか?」を促せる住環境が子供にとって重要になるでしょう。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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