2-2　瀬川直矢の英語学習の歴史　その２

pull（ひっぱる）

over（～を越えて）

pull over（意味は・・・・？） 

こたえ：

（車・運転者などが）道の片側に寄る、寄せる、止まる。

といった感じです。

単語や前置詞の

「イメージ」

がある程度わかってくれば、

熟語は丸暗記する必要はなくなります。

ただ、そのイメージをつかもうと思うと、

それなりに頭の中に英語の情報をたくわえておく必要があると思います。

少しずつでいいので、単語・熟語の勉強を継続することは大切です。

ここで、学習を効率的に行うために、

僕の使っていた暗記法をご紹介します。

例えば単語を覚えようと思った時は

毎日新しいものを２０個　　例：４月１日

昨日学んだものの復習２０個　　４月２日（晩の方がよい）

先週の今日学んだものの復習２０個　　４月８日

３週間前の今日学んだものの復習２０個　　４月２２日

１日合計　80個　（新しい単語を２０個と復習が６０個）

これを３ヶ月なら３ヶ月、期限を決めて毎日繰り返します。

もちろん

単語なので「２０個」ですが、

例文なら「３文」でも「５文」でもいいです。

自分が英語を習得したいペースに合わせて、自由に変えて下さいね。

ちなみにこの暗記法（復習法）は、語学学習以外にも使えます。

実際、何かを暗記する必要がある時には今でも使っています。

本のタイトルを忘れたため、出典を載せることが出来ませんが、

「子どもの時の脳は丸暗記に向いているが、大人の脳はそうではない」

ということがわかっているそうです。

（ちなみに、２００３年頃にこの本を読みました。

今では脳に関して、もっと新しいことがわかっていると思います。）

丸暗記には向いていない、大人の脳。

でも論理的なことを理解するのは、子どもよりもうまいそうです。

それに加えて、大事なことがあります。

それは、

脳は何度も繰り返し入ってくる情報を大切な情報だと思う

ということです。

・・・だったら、

意図的に何度も、脳に覚えたい情報を送ってやればいいだけ

ということですよね？

その情報を送る間隔はどれくらいにすればよいのか？

それを

「エビングハウスの忘却曲線」と呼ばれるものから考えて、

教えてくれたのが、僕が浪人時代に読んだ本でした。

「脳の仕組み」に関しては、書店にいけば、

色々と書籍が販売されていると思います。

興味があれば、ぜひ見てみて下さい！

絶えず効率よく勉強する方法を探しているタイプので、

こういった科学的なアプローチにひかれます。

それにしても、覚えたいことをすぐに忘れてしまう脳みそ。

学習者泣かせですよね。

でも、

「人は忘れることが出来るから、苦しみも乗り越えられる。」

なんていういいコトバをどこかで聞いたことがあります。

「覚えること」

を目標にするのもいいですが、

「覚えるプロセス」

を楽しめるように、工夫する方がもっと大事なんですね。

そして、

「覚えるために覚える」のではなくて、

「使うために覚える」ことを意識して下さいね！

だから、どんな場面でそれを使うのか、イメージして下さい。

話せるようになりたいのであれば、実際に声に出して下さい。

書けるようになりたいのであれば、実際に書いて下さい。

こうやって、効率良く勉強を続けた結果

大阪大学外国語学部に無事合格することが出来ました！

続きは、また明日！