広報担当者としての最初の仕事 - 広報・PR・IR全般 - 専門家プロファイル

中村 英俊
株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
東京都
広報コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月16日更新

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広報担当者としての最初の仕事

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広報100箇条

春は異動や組織改革が多い時期であり、最近新たに広報部の一員になられた方もおられるだろう。また広報部もない中で、いきなり広報担当もやれと言われた方も少なくはないだろう。では、広報担当として最初にすべきことはなんだろうか。

 

広報担当者に求められることのひとつに、“誰よりも会社のことを知っている”ということが挙げられる。これは現在の会社の状況のみならず、会社の歴史、経営計画も熟知している必要があり、また自社内だけでなくグループ会社なども対象となる。また新商品やサービスの情報以外にも、開発の状況なども知っておく必要がある。これらの情報については、継続して習得していかなければならないことだ。しかし、社内情報を習得する上でも大事なことがある。それは、自分の情報ルートの確立である。

 

広報の仕事は、基本的に部内だけでは何もできないと言っていい。リリース作成ひとつをとってもありとあらゆる関連部門から情報収集をしなければならない。しかしそれら部門(現場)が広報に協力的かというと、残念ながらそうではないのが現状だろう。また前任者には協力的でも、担当が変わってしまえば最初から関係構築のし直しである。ではどうするか。それは自分を売り込んでいくしかない。

 

広報に関わらず、take & takeは成り立たず、いくら日々情報をくれと通っても誰も情報はくれない。まずは、give & giveから始めよう。広報は一般的な人の何倍も新聞、雑誌、インターネットなどから情報を取得する。競合情報や規制関係など各部門の参考になる情報を徹底的に発信していく。そうすることで自身の名前を売っていき、自分と付き合うことはメリットがあると思われれば、各部門も情報が欲しいから自分から情報をもってくるようになる。加えて、リリースしたものの効果が出れば、次はこんな案件もあると情報を自ら持ってくるようになる。

 

私も企業広報担当時代に、各地区のイベントの情報のみならず、決算発表の時期になると競合含めた決算の解説などをイントラネットにて発信していた。そのお陰か、出張で初めていく地区販社の方にあった際、“イントラの方ですよね”と言われたことがあった。
対外的に広報担当は“黒子”であるが、社内に対しては積極的に自分を売っていくことが必要である。

 

広報26箇条 give & giveから始めよう!

 

ご参考:広報力向上ブログ

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