- 西垣戸 重成
- EYE-PLUS コンサルティング事業部 部長
- 兵庫県
- 不動産コンサルタント
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
住宅ローンとは「夢」を先取りするための収入前借り制度
私は、住宅ローンは最大の固定費だと考えています。しかも、変動金利型の住宅ローンは、将来膨れ上がる見込みがある固定費だとも考えています。
一方、住宅ローンは「夢」を先取りするための素晴らしいシステムだとも考えています。今や、なくてはならないシステムだともいえます。ただし、将来の収入を前借りする制度であることを忘れてはいけません。
今回は、住宅ローンを固定費として考え場合の注意点を簡潔にご紹介したいと思います。これは日頃から私が常々考えていることです。
これから日本経済はどこへ向かうのか
これからの日本経済は、少子高齢化や人口の減少などから安定期へと向かうものと考えられます。そこで起こる現象としては、社会保障関係費の増加や消費税率アップなどを含めた税負担増によよる可処分所得の減少です。
これは不景気というような言葉で片付けるものではなく、構造的な変化だと考えています。そこで世界で初めて、日本は未体験ゾーンに突入することになります。
また一方では、内需型経済から外需型経済へと構造的な変革がますます進み、日本国内の経済は右肩上がりから安定期に入るという表現も可能でしょう。
将来の家計予想図1
住宅ローンを最大の固定費だと考えた場合、下表のようないイメージ図となりましたのでご参照ください。
上図の左から右の図に徐々に変化していくものと予想しています。住宅ローン部分は固定ですが、税負担部分は増加傾向、そしてその結果、月々の生活費は圧縮傾向にあるというものです。これは全ての方々に当てはまるとうものではありません。全体的にそのような傾向にあるとうことです。
大切なことは、最大の固定費を大きくしないこと
そこで大切なことは、いうまでもありませんが将来の方向性を見越した上で無理のない計画にしておくことです。一度、固定費を抱えるとそう簡単には下すことはできません。抱える前がすべてだといっても良いでしょう。
私は、住宅購入や住宅ローンを否定するつもりはありません。逆に「夢」を先取りするための素晴らしいシステムだと思っています。将来のリスクを見極めれば、積極的に住宅購入や住宅ローンの利用が可能となり、安心感のある住まいづくりが実現できることをお伝えしたいのです。ご参考になれば幸いです。
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