今日は前回に引き続き、子育て中のママの死亡保険の考え方をお伝えします。
ママの死亡保険はどうしても後回しになりがちです。
それは毎月の負担が高くなってしまうから、
優先順位として上位に上がってこないのでしょう。
では実際の死亡保険を考える場合
保険料はいくらくらいなのでしょうか?
死亡保険は期間が決まっているものを選べば保険料は安くなります。
たとえば、前回こちらでお知らせしたように、子どもがいろいろなことが出来る時期までと考えれば
期間も限定されますよね。
また期間が限定されているものにも2タイプあります。
単純に掛け捨てのタイプであれば保険料は安く済みます。
35歳女性が15年満期で死亡保険金500万円と考えた場合の
解約金がない掛け捨てタイプを某保険会社で試算すると、
月々の保険料が955円となります。
実際には契約する保険料が一定の金額を満たさない場合、年払いや半年払いで契約することになることが多いです。
半年払いは5675円となります。
期間が満了するときに貯金感覚でお金が戻ってくるのがよければ、保険料は高くなります。
満了時に払いこんだ以上、または払い込んだ分程度現金で戻したいとなればさらに保険料負担はあがるでしょう。
15年で払い込んだ保険料以上が戻るように某保険会社で試算をしてみると、
35歳女性が98歳満期で500万円の契約をと考えた場合、16年目に保険を解約して現金化するように設定します。
月々の保険料は13090円で15年後までに払い込む保険料はおよそ235万。
16年目に現金化した場合の金額は266万円ほどとなります。
こちらのタイプは子どもの教育費準備にも良く使われるので
・ママの万が一のとき
・子どもの教育資金作り
の両方を一緒に備えることが出来ます。
現実的には子育て環境を整えるためとして希望する期間は10年程度が多く、
金額も子育てをする上で使われるお金を仮に毎月5万円で5年間と考えると
300万円程度になるため、保険会社も商品もかなり絞られてきます。
自分の希望になるべく近いものを探すように心がけてくださいね。
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