- 小笠原 宏之
- IT・インターネット戦略のオガコムジャパン 代表取締役
- 千葉県
- ITコンサルタント
対象:システム開発・導入
- 清水 圭一
- (IT経営コンサルタント)
- 清水 圭一
- (IT経営コンサルタント)
何かを事業を始める時必ず計画を立てるわけですが、その計画という
のが中々まとめる事が出来ません。頭の中のもやもやしたイメージが
気持ちを逸らせ、結局何も決めないまま見切り発車をしてしまいます。
計画がない行動ですから、成功も時の運となります。
では、何故この様なことになるのかを考えてみましょう。
答えは簡単です。計画が何か判らない。何か面倒くさいと思う。
これだけです。という事は計画がしっかりと判れば良いのです。
余り難しい計画作りは直ぐに嫌になりますので、誰でも判る簡単な
手順にしなければなりません。
具体的には次の通りです。
1.実行計画のタイトルを決めます。
何をどうするのか明確に一文にまとめます。
例えば「商品Aを販売する計画」でも結構です。
2.計画の概要を練ります。
タイトルの内容を元に、計画の目的、ターゲット先、市場規模、
担当者、期間、収支、条件、継続方法を肉付けをした文章を
作成します。まずは直感で結構です。
この中で重要なのは「継続方法」です。計画を1度実行するだけで
したら、無茶な作業も何とかこなすことができますが、2度同じ業務
を繰り返し、更に規模を拡大し続けなければ事業とは言えません。
業務が一巡したところで問題点を解決し改善する仕組みを入れて
おきます。
次に重要なのは条件です。「制約条件」とも呼びます。
「この計画を成功させる為には、この条件を満たす必要がある」
という項目を事前に考えておきます。
3.計画の詳細を練ります。
上記の概要の各項目をより具体的に決めます。
各項目間で矛盾を見つけたら修正をしていきます。
4.第三者レビューを受けます。
多くの人は計画が生む結果だけに目が行き、周辺の様々な障害が
見えなくなります。そこで、第三者の率直な意見を聞き、計画に
取り入れる訳です。
第三者の痛烈な意見に怒りの感情を示す方がいらっしゃいますが、
その程度の計画では絶対に成功しません。
5.計画規模を縮小して試しに実行してみます。
テストマーケティングとも言われますが、サンプルによる市場の
反応を確認します。反応が良ければ前進させ、悪ければ計画を見直
します。
最後に、計画を仕上げる時のポイントですが、次の一文を入れておきます。
「計画が中断する場合、再開期限、再開手順、責任者を決める」
再開しない場合、責任者のペナルティも決めておくとよいでしょう。
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