胎児期と乳幼児期の食べ物 - 冷え性・婦人病 - 専門家プロファイル

関村 順一
sekimura鍼灸院 鍼灸マッサージ師
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対象:体の不調・各部の痛み

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胎児期と乳幼児期の食べ物

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胎児が母親の胎内にいる期間はおよそ9カ月と10日ですが、その間の発達のプロセスにおいてはるか昔まだ陸地が海の下から現れる前の時代の海中の生命体の進化が、縮図として繰り返されます。この9ヶ月間に、30億年かかったといわれる生物学的進化が胎内で一挙に起こるのです。

1日当たり一千万年分の進化が起こるという計算になります。

同じことが胎児の体重の増加にも言えます。妊娠初期には顕微鏡的な小ささだった受精卵が、分娩時には3000g程の胎児になるのです。

これも約30億倍の増加です。

進化の側面からみたこの一致から言えることは妊娠期間に母親がとる食事の質が、子供の身体、精神、そして心の構造(体質)に、決定的な影響を与えるということです。

母親の日々の食事は胎盤を通じて、胎児に与えられます。

染色体内にあるDNAが持っている多くの遺伝的要因(これも、先祖が食べたものと環境の影響によって決まるわけですが)もあるとはいえ、母親がバランスのとれた食事をすることは、胎児が順調に発育するためには非常に重要なことです。

胎児期に決定された体質は生まれてから死ぬまでの生命の基盤となり人生のあり方までも決定することなのです。

分娩後赤ちゃんは陸上における生物の進化の過程と同じプロセスをたどります。

はじめは這い、やがて四つん這いになりますが、両生類、爬虫類、哺乳類、類人猿へと進化してきた姿と同じです。

やがて前かがみの姿勢から起き上がり立って歩くようになって入試も生えそろった段階で

、水陸両方の生活を含めた32億年以上の生物としての進化の全過程を達成したことになるのです。

受胎の瞬間から妊娠期間を通じさらにうまれてから立って歩けるようになるまで、赤ちゃんは動物性の食物をとり続けます。出産前は胎盤とへその緒を通じて母親の血液から栄養を取り続けますがこの栄養はわずか9カ月という短期間に水中生物の進化の全過程を達成するために必要な最も凝縮された形の動物性食物です。

生まれた後、今度は陸上での生物学的進化の過程を約1年で達成するために赤ちゃんの食物はより甘くより薄い動物性の液体つまり母乳へと変化します。

人間の一生は子宮内で始まります。そして赤ちゃんが胎内でそして生まれた後に与えられる食物がその子の将来の幸せを大きく左右するのです。(マクロビの本より抜粋)

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