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トマトの連作と不耕作

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よい食材を考え、選ぶこと

こんにちは。

高窪です。

 

今日は曇天、いよいよ梅雨も間近だそうです。

いかがお過ごしでしょうか?

 

さて、先日からお伝えしている北海道・瀬棚のこだわり生産者の方たちのこと。

今日は、私の常識を完全にひっくり返してしまった、トマトの連作、そして不耕作で有機栽培をおこなっている生産者の方たちのお話をしたいと思います。

 

家庭菜園を長くやっていた母から、ずっと言われていたことがあります。

「トマトは連作障害が起こるから、同じ場所に連作してはいけないのよ」

家庭菜園でどこに何の作物を植えたのかを必ず図解入りで記録し、作付場所を工夫していたのをずっと見ていた私は、トマトは連作してはいけないという“常識”を持っていました。

 

今回、瀬棚で本当に美味しい、特別に甘いトマトを生産していらっしゃる生産者さんのハウスに行って、説明を聞いてびっくり!

「畑は耕さず、トマトは連作、しかも苗を植えずに土の上に置き、たっぷりの水を1回だけ与えそれ以上は何もしない」

去年のトマトの苗の枯れたものや、その他自然な形で土に栄養を与えるようにしていらっしゃいましたが、あとはトマトそのものの力だけで、当然のことながら、農薬も化学肥料も使わずに健康そのもののトマトを育てていらっしゃいます。

 

連作している、とうかがって耳を疑い、聞きなおしました。

でも回答は「連作していますよ」、と…。

トマトの苗はすばらしく元気です。

畑を見ると、去年のトマトが落ちて、そこから芽が出ていたりもしています。

連作していることを、畑自身が雄弁に語ってくれました。

 

トマトに足が生えているわけじゃないんだから、自然の摂理に立ち返ってよくよく考えてみると、連作できて当然なんですよ。

トマトはもともとアンデス原産で、水がないところで育つ野菜だから、水は基本的にやる必要はありません。

そして、耕さなくてもそのままで土を生かしてやっていれば、土は生き生きしているんですよ、とおっしゃいます

 

本当に柔らかい、ふかふかの土に覆われ、元気なトマトの苗たちがうれしそうに育っている畑。

あの畑一面に、トマトがたわわに実っている時期に、また訪れる機会があればいいと、心から願っています。

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(東京都 / 料理講師)
株式会社アッサンブラージュ 100%天然素材家庭料理実践家

海や大地と家族をつなぐシンプル調理で美味しい家庭料理

「また作ってね」と褒められる!化学調味料・食品添加物フリー・素材にこだわるワンランク上のおうちごはん、高窪美穂子の料理教室・クッキングサロンM&Y主宰。著作に2016グルマン世界料理本大賞Fish部門世界第3位受賞「ラクチン!お魚クッキング」など。

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