滋賀の姉から電話がかかる。神戸の叔父の連絡がとれないとのこと。「会社へ行って用事を済ませたら神戸に行って様子を見てくる。」と返事をして電話を切る。
テレビは刻々と事態の深刻さを伝えてくる。鉄道全線不通。高速道路全線通行止めヘリコプターが神戸市内の様子を伝えてきた。
阪神電車が脱線している。
阪神高速が倒壊してバスが落ちかけている。
神戸市内は黒い煙が何本も上がっている。
これでは大阪の私の事務所も心配だ。7時半頃車で家を出る。普段は香芝インターから高速道路を利用するのだが全線不通になっている。国道25線を行くのが最短だがこちらは経験したことの無い大渋滞を起こしている。事務所の所員から電車が不通で出社出来ない旨の連絡が携帯電話に入る。
これでは通常の業務は何も出来ない。画面だけの情報だったのが急に身近な災いに思えてきた。平常に戻れるのはいつになるのか…
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
06-6714-6693
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