講演 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

荒井 信雄
全国訪問介護協議会開設株式会社さくらケア 代表取締役
起業コンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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講演

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  1. 法人・ビジネス
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介護サービス 訪問介護事業 
東京講演が無事終了いたしました。
青森から沖縄まで全国から70名を超える方の参加をいただきまして
大変感謝しております。


全国訪問介護協議会も会員が150法人になる勢いで、多くの事業者
から賛同を得ています。幹事長とスケジュールの調整中ですが、今後の
動きを随時レポートさせていただきます。



昨日の東京講演、ライターの方に参加いただきました。
講演の状況レポートを下記に貼り付けます。

   2010春 訪問介護事業「勝ち残りの方程式」セミナーに参加して
                    平成22年3月13日  渋谷FORUM8   
 (ライター 小林みどり)

株式会社さくらケアの荒井社長とは2008年に取材で初めてお会いした。
「良心的な福祉事業は赤字が当然」という業界の常識を覆す、
データに裏打ちされた健全な企業としてのあり方を追求する姿勢に感動した。
働く人がやりがいを感じることなしに良いサービスが提供できるわけがない。
異業種から参入した人ならではの、
そして福祉業界の一番下、ヘルパーから着実に積み上げた人ならではの
斬新な視点を貫く経営姿勢にはずっと注目して来た。
その荒井社長の「勝ち残りの方程式」セミナーの様子を報告する。

まず第1章「特定加算」では、1,2,3 どの取得を目指すべきか、
登録ヘルパー中心と社員中心ではどちらによりメリットがあるのか、
ということが中心になった。
CS(顧客満足度)調査ばかりでなくES(従業員満足度)も重要で、
認知症や重度の得意なスタッフがいる質の高い事業者はポイントが高いなど
経営者として後回しにしがちな事の重要性を説く。
さらに訪問介護事業と居宅介護支援事業の経営バランスの悪さも
包括支援センターの傾向を調査し、それに細かく対応することが重要だという。
丁寧な営業と新規をゲットするコミュニケーション力は必須ということだ。

第2章「今後の人材雇用」
第3章「驚愕の登録HP満足度調査結果」
常時募集広告を出していてもヘルパーが集まらないとどこの事業者からも聞く。
従業員1人当たりの生産性、さらに事業所としての生産性を分析した上で
今後の雇用プランを立てなければならない。
その際にヘルパーが満足して働いているかどうかがポイントになる。
時給をどんどん上げれば人は来るのか?
制度が変わった時に時給を下げることは出来ない。
一体どんなサポート、支援をすればヘルパーは長く勤めてくれるのか?
さくらケアが実践したヘルパーへの率直なアンケート結果が興味深い。
働く人が何を求めているのかが良くわかる。

第4章「社労士にはわからないキャリアアッププラン」
キャリアパス要件と減産率の問題も読み違えると大変なことになる。
1or2 のどちらを選択するか、一度始めたら継続しなければならない。
経営者としてはキャリアパスのデメリットを十分承知しておくべきだろう。
働く人のキャリアアップの制度を整備しつつ利潤を追求する。
そのための実績評価の項目や方法などはまさに目からうろこだった。

第5章「成功事例に学ぶ」
荒井社長のコンサルティングにより
開設3年目で利用者200名突破の訪問介護事業所「若武者ケア」を紹介。
現在34歳の佐藤社長が、石油会社の社員から起業して
今春2つ目の事業所をオープンさせるまでになった過程を語る。
男性登録ヘルパーの人気ぶりが素晴らしい。
やはり地道な営業とニーズの把握から出たアイデアだと思う。

去る2月17日に訪問介護事業者による
「全国訪問介護協議会」を設立した荒井社長。
サービスの過半数を担う零細企業は
これまで発言の場さえ得られないまま、ただ制度に翻弄されてきた。

たとえば「ヘルパー2級は廃止になる」と私もずっと思っていた。
現場では無理に決まってると思っても、国の方針はそうだろうと思っていた。
ところが課長会議の資料でなにげに復活していたのだ。
勉強不足と言われればそれまでだが
世間の多くの人は「ヘルパー2級ってもうすぐなくなるんでしょ?」と言っている。
役所は新しい制度に関しては大声で知らしめるが
撤回する時は聞き取れないくらいの声でしか発表しない。
そんなやり方に声を上げ、周知を徹底せよ、さらに現場を知れと詰め寄ってくれるのが
「全国訪問介護協議会」を率いる荒井社長なのである。

また今月、民主党の幹事長に直接会う予定もあるとのこと。

在宅介護にシフトさせようと言いながら
国も制度も矛盾だらけという現状に日々向き合っている訪問事業者。
質疑応答では、今問題に直面している事業者からきわめて現実的な質問が飛び、
講演終了後もホールには荒井社長を囲む参加者の輪が、いつまでも続いた。

荒井社長は訪問介護事業の先頭に立って発言し、現場を変えようとしている。
ますます今後の活動から目が離せなくなってきた。
                                                  (了)

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