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茅野 分
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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体の奥底から蘇る真のアンチエイジングとは!?(6)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・例えば同じ糖質でも、小腸からの吸収の早い糖質は血糖値を上げ、肥満を招きやすいとされます。具体的には白砂糖などの単糖質は著しく吸収が早いので要注意です。炭水化物では、白米や精白した小麦粉は玄米や全粒粉よりも早く吸収されます。要するに精白した砂糖や穀物は、未精白のものよりもそれだけ肥満につながりやすいのです。

脂質は糖質に比べれば吸収は緩徐ですが、それ自体が糖質以上に高カロリーなので、どんな脂質であっても摂り過ぎれば即、肥満を招きます。その中でも植物から抽出した植物油は、精度が高いものほどカロリーが高く要注意です。また脂質は酸化の問題があるので、別の側面からも気を使わなければなりません。

酸化した脂質、すなわち過酸化脂質は動脈硬化やアレルギーなどを引き起こしやすいとされ、欧米では特に問題になっています。特に植物油を変性させたトランス脂肪酸はマーガリンや揚げ油などに含まれていますが、国によっては使用禁止に近い扱いを受けています。植物油の中でも比較的安全なのはオレイン酸が多いオリーブ油と、リノレン酸が多いシソ油(エゴマ油)とされています。

一方でタンパク質はエネルギー源にもなりますが、むしろ体の代謝を維持したり、細胞や血管などの構成要素となる栄養素ですので、肥満の防止の観点からは不足する方が厄介です。タンパク質の摂取が足りないと体温や基礎代謝が下がり、省エネ型の痩せにくい体質になってしまいます。また免疫力が低下するために風邪を引きやすいなどの弊害が生じます。

ダイエットのためと称して肉や魚などの動物性食品を極端に避ける人が若い女性などに目立ちますが、美容と健康はもちろん瘠せる目的に照らしても良くありません。肉の場合は脂身を減らして赤身の部分を食べればそれほど心配は要りません。また魚はEPAなど動脈硬化を防止する魚油が豊富なので積極的に食べましょう。

血糖値を急激に上昇させないためには、食べる順番も重要です。砂糖や炭水化物を食事の最初に食べてしまうと血糖値の急上昇を招きかねません。食事の始めには野菜など繊維質の多い食材、続いて肉や魚などのタンパク質の多い食材を食べ、最後にご飯やパンなどの炭水化物を食べるようにします。ちょうど和食の懐石料理やフランス料理のフルコースと同じ感覚です・・(続く)

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