思わず、「香水の瓶が割れたのかしら?」と思うほどに、た〜っぷりの香水を振りかけた女性客でした。
社内に乗り合わせた乗客のほとんどは、その化学的な匂いに悩まされたのか、一様に顔をしかめていますが、
当のご本人は「知らん顔」。
おそらく、いつもそうなのでしょう。すでに嗅覚がマヒしてしまっているので、わからないのでしょう。
香水は、トップノート、ミドルノート、ラストノート(香調)と匂いが変化していきます。
つけてから2〜3時間後くらいの香りで、その香水の「残り香」となるラストノートと、つけ始めのトップノートでは、印象が違います。
ご本人は、ラストノートが好きで、そのイメージでつけていたとしても、トップやミドルでは、自分が思うような香りを、相手に伝えられないことがあると思います。
また、つける場所を選ぶことも大切にしtましょう。
全身に振りかけるのはもってのほかで、耳の後ろ、手首、足首、太ももの内側などに、数滴、または軽くプッシュ一回という程度で十分でしょう。
相手のことを思うのが、マナーの基本です。
自分が好きな香りを、他の人も必ず好きであろうというのは、思い込みです。
十分、注意が必要ですね。
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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