- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
それは、
「人を当てにしない」
ということ。
最終的な責任は自分一人で取る、という腹を決めることです。
これは、起業をしながら学びました。
でも、起業のほうは主人というパートナーがいるので、どんなに当てがなくなっても、
最終的に夫婦二人だけは残りますけど・・・。
本当に孤独を感じたのは、昨年、出版記念パーティーを主催した時でした。
100名を越える規模のイベントをやろうと、自分が言い出して、一人で計画を立てて・・・。
しかも、上海にいながら、横浜で開催しようというのだから無茶な計画です。
結果的には、多くの方々のご協力で思い描いたとおりのイベントになったわけですが、
その途上では、いろんな心情を通過しました。
その最大の教訓が「人を当てにしない」ということです。
たくさんの人の協力なくしてはできないのに、人を当てにしないって・・・なんだか矛盾しているようですが、これは心構えの問題です。
だいたい企画段階で「こんなことやりたいんですけど・・・」と、人に話すと、
「それ、いいですね」「協力しますよ」「お手伝いできることは言ってください」
という言葉をかけてくれる人がほとんどです。
でも、実際に行動に移す人は少ない。
手伝うといいながら、いざという時に何も反応がなかったり、やっぱり辞めますと放り出したりする人がいるのです。
それは仕方のないことだと思います。
当てにすると、その人を責めたくなるし、「ああ、こんな人だったのか・・・」と幻滅したりもする。
だから、最初から当てにしないのです。
実は、当てにしていないと、意外なところで協力してもらえたりするのです。
それは、棚からぼたもちのように、グリコのおまけのように、サプライズな出来事としてやってきます。
当てにしてなかったのにおまけでやってきたのですから、感謝と感動以外の何ものでもありません。
それを当たり前と思っちゃいけません。
やっぱり、サプライズやミラクルも、当てにしないことなんです。