- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
この証明書は封印されていて開けることができないばかりか、親がわざわざ先生から手渡ししてもらうために指定の日時に教室まで取りにいかなければならないのです。
封筒を受け取るためだけに、わざわざ学校まで行くのは面倒でしたが、仕方ありません。
指定の時間に教室の前に行くと、中に先生がいらして、教室の入口のところに二人の保護者が並んで待っていました。
一人ずつ中に入って証明書の入った封筒を受け取ると速やかに教室の外に出るのですが、
私の前に並んでいた母親は、中に入ったっきり、なかなか出てきません。
進路相談のために、先生と話し込んでいるようでした。
「まだかな・・・」とジリジリした気持ちで待っているうちに、私の後ろには次々と人が並びました。
「寒いし、早くして欲しい・・・」。みんなそう思っていたと思います。
封筒を受け取るだけで帰るはずなので、みんな同じ時間に集まっているのです。
そのうち先生が、待っている母親達を気にして、〔長話の母親に〕早く終わって欲しそうな感じでしたが、当人はお構いなし。
息子まで伴って、まるで三者面談です。
完全に“空気読めない”人だと思いました。
こういう感性をもっていたら、いくら入試で合格しても、社会人としては苦労するだろうな・・・と思えたのでした。