人を評価することの難しさ - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

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人を評価することの難しさ

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プロとして生きる! キャリアを磨こう
バンクーバーオリンピックは、間もなく、女子フィギュアの演技が始まります。

審判員の皆さんは、その試合ごとに、レギュレーションに沿って、一人ひとりの選手の採点を行います。
その選手の過去の出来栄えと比較することもなく、また、もちろん、他の選手と比較することもないのが、プロの審査員の仕事です。

このように、プロの目で審査するのですから、その結果には間違いはないでしょうけれども、評価される選手の心からすれば、時には「なぜ?」という思いが残るのが、審査される競技の不条理でしょう。

ところで、これは、何もスポーツの世界の話だけではありません。

今は、小さな企業にも、公務の職場でも、人事評価制度や成果主義は広がっており、管理職はたいへんな思いをして、人事評価をしているようです。

昨日は、公務の現場の管理職の大変さを伺う機会があったのですが、評価制度はあるものの、管理職対象の評価面接の研修が不十分なため、最後は感情評価を受けたのではと疑う部下が多くなり、モチベーションも上がらないし、上司に不必要なコミュニケーションをとって、自己アピールをする職員が増えたそうです。

更に、目標管理制度の運用もままならず、目標設定の段階で、すでに、設定の指導ができず、悩みを抱えてしまうことが多いそうです。

民間の企業でも、導入当初は職場に不信感が広がるものですが、やはり、徹底した学習の機会をもつことで、

1.人と比べない評価ができる
2.評価制度導入前のラベル(社内評価)に惑わされない
3.プロセスと結果、双方から判断することができる

ようになるように、導入計画を立てることが大切でしょう。

ますます、チーム力が必要とされる現代社会の中で、上司と部下の信頼を損なうような制度にならないよう、
形骸化させないよう、運用についても、じっくり検討してから導入するようにしましょう。

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(研修講師)
株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役

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ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。

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