- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
時には、お付き合いで、いろんな会合や組織に参加しなければならない時もあります。
そんな時、ネガティブな発言をする人と接すると、私は異常に拒否反応を起こしてしまいます。
翌日まで尾を引いてしまうのです。
その人の言葉がずっと頭の片隅に残って、心が晴れない状態になってしまいます。
ネガティブな発言というのは、「弱音を吐く」ということとは違います。
弱音や愚痴は、時には吐いてもいいと思います。
人間、いつもハイテンションではいられませんから、失敗して落ち込んだり、物事がうまくいかない時は思いっきり誰かに話を聞いてもらうことも必要。
私がいう「ネガティブな発言」というのは、人のやる気を削ぐ言葉です。
「どうせ無理」「そんなの難しい」などなど・・・。
私の場合、この手の“ネガ”は聞き流せるんですが、まとわりついて尾を引いてしまう“ネガ”が「自虐的ネガ」。
「私は、もともと○○が苦手でして・・・」「私は小さい頃から○○が下手で・・・」「私には才能がないから・・・」と、話す言葉の“枕ことば”に、必ず自分を下げる“言い訳”が付くのです。
本人は、謙遜のつもりなのか、それとも、「だから○○はできないんです」ということを言いたいがための牽制なのか・・・
とにかく、いちいち冒頭に付けて話されると、聞いていて疲れます。
こういう言葉を吐いて、またそれを自分の耳で聞いて潜在意識に刷り込んでいるから、ますます「デキない人」になってるんじゃないかとさえ思えます。
もともとデキる人とデキない人がいるわけではありません。
それは行動したかどうかの差だけ。
できる人は、100回行動して99回失敗したからデキるようになった。
できない人は、2、3回やってうまくいかないから辞めてしまった。そこで自分に「デキない」レッテルを貼った。
自虐的ネガの方には、ぜひそのことに気づいていただきたいものです。