資産価値を持たせるための具体的な視点「資産価値のある家とはど
ういうものか?」を中心にお話しします。
〜希少価値のある家をつくる〜
希少価値と聞くとどんなことを思いつくでしょうか?例えば、行列
の並んでいるラーメン屋さん。携帯のiPhoneが日本で発売された初
日など、「手に入りにくいもの」という認識が多くの人に広がった
時に、希少価値性はグンと高まってきます。希少価値とは、その時
代やタイミングに合わせて手に入りにくいものということが出来る
でしょう。
では、住宅の場合はどのように考えればいいのでしょうか?
現在、日本には数百万棟の中古住宅が余っていると言われています。
これだけ聞くと、住む場所は沢山ありそうに聞こえますが、中古
住宅の中でも、そのままでは住める状態ではない物が多いようです。
それは、これまでも話をしてきた「耐久消費財としての家」が多い
からです。
逆に言うと「耐久消費財の家」は世の中に沢山溢れていて、希少
価値という側面で見ると、家そのものに価値が無くなってしまう
ことが分かるでしょう。
実際に東京都心で数百万円くらいで家を手に入れて、リフォーム
しておしゃれに住みこなすような方法も出てきています。中古住
宅が溢れているので、これからこのような家の入れ方も増えて行
くでしょう。ただ、欧米のように耐久性のある家でこれをやるの
は資産になる可能性もありますが、寿命が尽きかけている家では、
耐震性や耐久性の面から考えると、どこまでリフォームにお金を
費やすか?はかなりシビアになるでしょう。
日本では「上物はただみたいなもの。価値があるのは土地だけ」
という知識が広がっていますが、欧米ではこの認識と全く違います。
その背景には日本の土地代が異常に高いから、と言われることも
あるのですが、私はそれだけでなくやはり「耐久消費財としての家」
を数多く造ってきたことも要因だと実感しています。
これからの時代、家を造る場合は、欧米と同じように「土地と家
それぞれに資産価値がある家づくり」が大切になってくるでしょう。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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