スノボー選手の 移動のさいの腰パン・ルックの賛否の議論
も ネットやBLOGの社会では まだまだ盛んのようだ。
どちらか と 問われれば 私は 擁護派。
そもそも 競技の日程によって会場入りの時期が違う 選手
個々にまで おそろいのブレザー、ネクタイはどうなの‥
と TVの画面 からは思いました。
日本人の美意識 を あらわす言葉のひとつに
真・行・草(しん・ぎょう・そう)という ものがあります。
たとえば
キティっとした筆遣いの楷書を 真書体
自由奔放に くずされた書体を 草書体
その中間に 行書体 という存在がある ということです。
この on でも off でもない、YES でも NO でもない 緩衝帯。
国際社会の交渉ごとでは敬遠されるという 日本人の曖昧性。
ただ、なにかと ことの運びをぎくしゃくさせない 潤滑油
という側面では わたしは ポジティブ にとらえたい。
この 行 たる ありよう。
日本住宅 の 空間構成 でいえば 縁側 となりましょう。
天下公道のパブリック・エリア と 住居内のプライベート
な空間の境界として、ご近所コミュニティーのつむがれる場。
たとえ実際の縁側がなくなっていっても、生活空間のあり方の
意識は かわらないはず。大切にしたい。
真・行・草 とは
時間軸での人や場の いでたち・ありよう も表現するはずです。
では アスリートにとって 真 たる場とは‥
いわずもがな 試合・勝負の場 であります。
(たとえば 横綱 には ガッツポーヅが許されない 土俵。)
すくなくとも
空港などでの いでたちは 行。(彼にとっては 草 かな?)
国母くんには ぜひ 真 のありようで みかえしてください。
このコラムの執筆専門家
- 岩間 隆司
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社ソキウス 代表取締役
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅
都市の厳しい条件のもとでも、住宅や集合住宅を実現させてきました。住宅計画における制約は、生活空間に個性が生まれる、ひとつの契機として、ポジティブにとらえております。
03-5735-9700
「都市の生活」のコラム
建築空間のリアルとバーチャルとギャグと‥。(2015/06/15 09:06)
近未来的物流施設(2014/03/29 17:03)
西大泉の集合住宅 ウイーク・タイドなコミュニティー(2014/03/29 14:03)
日本橋の住宅とその界隈(2013/04/09 08:04)
渋谷(2013/03/05 12:03)