「治す」ということ - マッサージ・手技療法全般 - 専門家プロファイル

吉川 祐介
Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア 院長
カイロプラクター

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対象:マッサージ・手技療法

檜垣 暁子
(カイロプラクティック理学士)

閲覧数順 2024年04月22日更新

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「治す」ということ

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カイロプラクティック
前回は、カイロプラクティックの目的についてお話ししました。こんどは、「治す」ことについて少し考えてみます。

「治す」ということの目的は、異常な状態を正常に復元することです。ここで問題となるのは、「異常な」あるいは「正常な」状態とはなにかです。

先日、私が所属する日本カイロプラクターズ協会のセミナーで、治療は正常と異常を定義するところから始まるというお話がありました。西洋医学には西洋医学の、カイロプラクティックにはカイロプラクティックに固有の定義付けがあり、それをベースとして治療法が考えられていくわけです。

古今東西の医学には、それぞれに独特な疾病観があり、どれが絶対的に正しいかというのではなく、相対的にそれぞれの正しさを主張できるものであり、かつ不完全なものでもあるわけです。

ではカイロプラクティックは、その定義をどう考えているのでしょうか。カイロプラクティックの創始者は、次のように考えていました。

「生命力は、神経を伝わる情報として全身くまなく行き渡り、それによって身体活動を支配し、正常が保たれる。」

そこで、異常を神経の流れが妨げられた状態とし、それが正常な身体機能を失わせる原因となるという考えになります。神経の流れを妨げる異常は、脊柱において特に発生し、そのような神経の流れを妨げる要因を「サブラクセーション」として、治療の対象としました。カイロプラクティックはサブラクセーションを見つけ、治し(アジャストメントといいます)、回復を見守るのがその仕事です。

これがカイロプラクティックの原点となる「治療」の考えです。


吉川祐介ウイケアカイロプラクティック