- 漆原 智
- 株式会社アーバンプロジェクト 代表取締役
- 神奈川県
- 建築家
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
このようなデザインだと思っていらっしゃる方も多いと思います。
また、ドイツのアウトバーンは速度制限がありません。
ヨーロッパの方々は、国境はありますが陸続きなので、航続距離も長いのです。
ですから、欧州車はブレーキ性能を最優先しています。
シューもローターも摩耗しやすく維持費がかかりますが、安全性を優先しています。
若いころヒッチハイクでアウトバーンを走った時も、なんでこんなに飛ばしても、
事故が少ないのかと思ったこともあります。
それぞれ、自分の車の能力をわきまえて、走る路線が決まっているからです。
ポルシェやBMWなどは、びゅんびゅん飛ばし、家族が乗ったベンツやワーゲンは、次の車線、
その他は別の車線を走っていました。
日本のように狭いと、ここまで飛ばせば事故も起きるでしょうし、制限があることで若者は飛ばしたくなってしまうのでしょうね。
また、一般道を走れば、霧の多い場所や舗装もされていない道も多いです。
ですから、ライトにワイパーやウォッシャが付いている車もあります。
タイヤの泥はねで、テールランプも汚れやすいです。
でこぼこにしておけば、凸が汚れても凹には泥が付きにくいです。
ベンツの安全に対するこだわりが、デザインになっていますね。
話は住宅に戻しますが、家はどんなにかっこよくてもきれいでも、
それだけだは駄目だと考えているのが、私の考えです。
若いころは、冒険しすぎましたが、今はメンテナンスや耐久性も大切だと思っています。
先日お伺いしたお宅も、まだ新しく綺麗なお宅でした。
でも、お客様にとっては住みにくい、住めない家なのです。
高いローンを組み、せっかく手に入れたマイホームが、数年でがっかりするような家は造るべきではないと思います。
デザインや見た目以上に、質実剛健でありたいと思っております。