全国の医療機関から報告される1週間のはしか患者数が、流行開始以来初めて、14歳以下と15歳以上でともに減少した。
国立感染症研究所のまとめで12日、分かった。ただ、南関東の一部では増加しており、同研究所は「減少傾向が見られたが、まだ注意が必要」と話している。
5月28日〜6月3日の週間速報によると、定点観測している約450医療機関から報告される15歳以上のはしか患者数は65人。
99年の調査開始以来、2週連続で最高を更新してきた前週(5月21〜27日)の82人を下回った。
さらに約3000医療機関から報告がある14歳以下の患者数も、前週の215人から204人に減少した。
一方、神奈川県では14歳以下で29人、15歳以上で12人とともに前週から増加。千葉県も14歳以下の患者数は全国最多の44人となり増加した。
毎日新聞 2007年6月12日 19時37分