バランスの良い壁の配置 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

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バランスの良い壁の配置

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●建物の安全性を求めて ☆より安全に住まうために
建築基準法では壁量の量だけに留まらず、バランスの良い配置で耐力壁が設けられているかも検討します。例えば、都市住宅に良く見受けられる間口2.5間の家の場合、1間の玄関と横にガレージが建物の中に入り込んでいる住宅等は、正面間口側に耐力壁を入れる余裕がありません。

これでは、地震が来た際に前がグラグラで奥が硬い家になってしまい偏った揺れ方をしてしまいます。鞭が撓る様な揺れ方は非常に危険で建物を倒壊させてしまう事もあります。

これ等の不具合を未然に防ぐ為、平面的に建物を4分割し外周の1/4の部分にどれだけ耐力壁があるかを確認します。外周部の両側の耐力壁の割合が、一方が一方の倍にならない様に配置する事を義務付けています。

建築基準法では、ここまでの検討をして、建物の安全を確保したと云っているのです。果たしてこれで安全であると言い切れるのでしょうか?

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木造住宅が得意な建築家。

建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。

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