プラス思考の落とし穴 - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

谷澤 史子
ミューズ・ブランディング・アカデミー(株) 代表取締役
経営コンサルタント

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:ビジネススキル

田原 洋樹
田原 洋樹
(人材育成コンサルタント)
深井 学
深井 学
(パーソナルスタイリスト)
牛山 恭範
(ビジネススキル講師)

閲覧数順 2024年04月24日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

プラス思考の落とし穴

- good

  1. スキル・資格
  2. ビジネススキル
  3. 対人力・コミュニケーションスキル
ビジネスによく効くファーストイメージ必勝法
「僕は(私は)プラス思考だから」
という若い方が増えてきています。

良いことです。こんな時代にプラス思考でいられると言うのはとっても
結構なことです。

しかし、そういう若い方とお話していると
(それは、プラス思考ではなくて、現実逃避じゃないの?)
と首をかしげる事もしばしば。

反省のないプラス思考が多すぎるからです。

本来プラス思考とは、陥ってしまった状況を認め、自分自身の行動を
顧みて、次のチャンスに生かすように自分自身をバージョンアップ
することのはずです。

しかし、一部のプラス思考の人達は
A君 「自分は悪くない。わからない相手が悪い」
B君 「自分は悪くない。たまたまタイミングが悪かっただけ」
Cさん「自分は悪くない。占いでいう悪い時期だったから」

そんなので良いのでしょうか?そのプラス思考は成長に繋がりません!

「A君!わからない相手を説得できない君の責任は?」
「B君!タイミングを読めなかった君の責任は?」
「Cさん!自分の人生を占い任せにしていいの?」

と突っ込みたくなります。

バージョンアップに繋がるプラス思考ならば

A君「一生懸命やった自分は認めよう。でもまだまだ実力及ばず。相手の気持ちを汲み取る努力をするようにしてこれから頑張ろう」

B君「状況判断が甘かった。もう少し分析力をつけて再度挑戦してみよう!」

Cさん「自分のバイオリズムに耳を傾けよう。そしてこれからは決断は全て自分自身でしよう」

となるはずです。

チャレンジを恐れない勇気と、自分自身の失敗から目をそらさない勇気、
その二つが揃ってこそ、自分自身を強くする「プラス思考」である事を
忘れないでください。