- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
一般の大人向け新型インフルエンザの予防接種の受付が始まるようです、
あまり大きく流行していなくて良かったですね。
個人的には、病院が空いている時期に行くのが得策かな?と思っています。
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
ビジネスを展開する上で、組織の仕組みや運営を考えることは、
戦略論として、外に向かって作戦を立てる、対外的に行うことと、
足元を固めることの両方を考えなければいけません。
今回からは、戦略論としてのビジネスの足元を固めること、
ベンチャー経営術、イマ〜戦略系として、コラムを書いてゆきます。
常識が非常識に変わる。
2010年になり、ますます日々めまぐるしく変わるビジネス環境が広がっています。
世界のグローバル化、アジアビジネスの可能性、金融危機を越えて!等々、
ビジネスのフィールドは、とどまることをせずに、どんどん拡張してゆきます。
今回は、ビジネスを展開する上での基本、「組織の重さを考える!」です、
目線を足元に落とすと、企業として組織の役割は大変重要です。
ある意味、ビジネスの地平線の彼方を見るには、
まず、自分の足元を見てしっかり現状認識をすることが必要です。
たとえば、
組織戦略論のキーワード
1 中期計画は実際の現場では役に立たない!
2 事業部長は大まかな方針を打ち出せばよく、具体的な手段は、課長以下で考えるべき!
3 組織での公式な関係よりも、個人的なつながりが必要な情報をより多く得られる!
これらの話しは、お仕事を進める上では、よく聞きますが、
組織論から言えば、このような企業は、事業活動を営む上で、
ほぼ間違いなく、問題が発生している場合が多いのです。
これまでの分析から、製品市場への対応を妨げる組織的特性が、企業や産業を問わず、存在することが明らかになってきています。
これは、事業活動から見ると、組織の劣化の度合いを示しております。
組織の重さ=Organaizational Deadweight
組織の重さは、ほかの組織の内部から生じることや、最終的に組織が上げる成果のも悪影響を及ぼします。
そういった中には、
上記に上げたような、これまで正しいと思われていたことや、さして重要ではないと思われていたことが、組織の重さを増やす要因である場合があるのです。
なぜ組織が重くなってしまうのでしょうか?
次回では、組織の重さについて具体的にとりあげます。
加藤俊彦 一ツ橋大学准教授 経営組織論、経営戦略論
加藤俊彦先生ブログ
日本経済新聞社 やさしい経済学より、2008/10/8