中国語より日本語のほうが難しい - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

宮本 ゆかり
マイウェイネットワーク 
ビジネススキル講師

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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中国語より日本語のほうが難しい

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中国に住んで発見したこと 社会環境
よく「中国語は難しい」という日本人の方がいます。
(私もそう思っている一人です)

でも、「日本語は難しい」という中国人の方にはあまり出会いません。
私の知り合いの中国人には、日本語が上手な方がとても多いのです。


ところで、私は常々中国人の方に日本語を教えながら、つくづく日本語の複雑さ、難しさを感じます。

先日、初級者向けの日本語講座をやりました。

例えば、数字の「100、200、300、400・・・」を数える時、私たち日本人は無意識のうちに、「100・ひゃく」「300・さんびゃく」「600・ろっぴゃく」などと「ひゃく」の「ひ」の字に「濁点」をつけて「Bi」にしたり、丸をつけて「Pi」にしたりしながら読んでるわけです。
〔ちなみに中国語は、全部同じ「百・bai」なので簡単!!〕

「千」だって「せん」と「ぜん」があるし、「八千」だと「はちせん」じゃなくて「はっせん」と、数字の読み方が変わる・・・。

これを区別しながら覚えるって、相当大変だろうなぁ・・・と、教えながら同情してしまいます。

それから、今回やったのは、「いる」と「ある」の違い。

日本語は、改めて考えてみると、人間と動物と昆虫の場合は「います」を使って、無生物〔植物も含む〕の場合は「あります」を使っています。

例えば、「ここに猫がいます」とはいうけど、「ここに猫があります」とは言わない。
逆に、「ここにリンゴがあります」とはいうけど、「ここにリンゴがいます」とは言わない。
〔ちなみに中国語は、全部「有・you」でOK〕

こんなふうに、「います」と「あります」を使い分けるだけでも、外国人の場合はいちいち「これって、生き物だっけ・・・?」というふうに、立ち止まって考えてみなくちゃいけないわけです。
ほんと、「ご苦労様です」と言いたくなります。

ですから、総合的に見て、やはり日本語のほうが難しいかなーと思うわけです。