おはようございます、畜産系の高校が出展していました、旨いです。
昨日からの続き、利益を経営判断の決め手にしては
いけない理由について。
ごく簡単に言ってしまうと、
「利益と現預金には直接的なつながりはない」
ということが最大の理由です。
私が書いた本においてもこの点は何度も指摘して
いるのですが、例えば
・利益が100万円あった
というのは
・現預金が100万円増えた
ということにはならないのです。
新規借り入れや既存の借入金返済など、
実に様々な要因で利益の数字と現預金の増加額は
乖離していくことになります。
この乖離が、企業を突然死に至らしめる最大のポイントです。
つまり利益をあてにして経営判断をしていたところ、
実際には資金繰りが追いつかずに倒産した、なんて
ケースが腐るほどあるのです。
だからこそ、利益を計算するための財務諸表である
損益計算書を経営判断の決め手にするのは非常に
危険なのですね。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
044-829-2137
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