うつ病患者が増えた背景には、長引く不況などのほか、新しい抗うつ薬の登場で軽いうつ病の人も受診するようになったことが指摘されています。軽いうつは自然に治ることも多いのですが、日本では早期発見、早期薬物治療で治る、という啓発がされていることが、受信者増加を起こしていると考えられます。
うつの脳内での変化について、確かに近年研究が進み、抗うつ薬が次々と開発されています。でも、うつになる人の数は一向に減らないのは、うつという状態がストレス下における人間の脳の示す反応傾向であるからだと思います。
抗うつ薬で、その傾向を修飾することはできると思いますが、うつになりにくくすることはできないでしょう。
自然療法の考え方は、そうなりやすいのはなぜで、どうしたらそうなりにくくなるのか、というところから出発します。そして鍼灸は内臓機能を中心に七神の調整をおこない、カイロプラクティックでは大脳機能の偏りを調えて脳全体の働きをよくすることを考えます。
吉川祐介ウイケアカイロプラクティック