- 鈴木 克彦
- 株式会社マクス 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
8回に分けてご紹介してみようと思います。
これからの家造りを考えるうえで、決して無視できない大きな変換点でもあるので、よく勉強してみましょう。
長期優良住宅というと、字の通り、長期間住める優良な家、という感じですが、
そもそも、この長期優良住宅、始めは「200年住宅」と呼ばれてました。
話は、12年前の京都議定書にまで遡ります。
日本が音頭を取って世界の二酸化炭素の排出を下げて、温暖化ストップ!
という会議だったのにもかかわらず、
発展途上国並の住宅寿命しかない日本…
それなのに木を大量に輸入している…
諸外国から痛烈に批判され、日本の住宅の寿命を延ばす事は、大命題になったのです。
そして、福田政権時、これが形となります。
『200年住宅!』
言葉だけが先走りました。
ところが、今まで二十数年しか持たなかった家を、いきなり200年は無理がありました。
「本当に200年持つのか?」
鉄筋コンクリートだってまだ百数十年の歴史しかないんですから、やっぱり無茶。
ということで、
「200年住宅」
↓
「超長期住宅」
↓
「長期優良住宅」
と名前は変わり、落ち着きました。
じゃぁ、長期優良住宅って何?
第2回【長期優良住宅とは】に続きます。
ブログでは毎日現場風景をアップしておりますので、
【富士市】長期優良住宅先導モデルの家の現場風景も是非ご覧下さい。
鈴木克彦 『頑張れ四代目日記』 より
次世代パッシブソーラー【そよ風】システム
施工:株式会社マクス