その一方で患者さんに『痛み』があることを認識している医師は3割に留まったそうです。また、多くの患者さんは「痛み」がうつ病の症状のひとつであるという認識がなく、医者に伝えないまま治療を受け続けていることがわかりました。
うつ病の痛みは「頭痛」だけではなく、「最も痛みがひどい」症状の66.3%は「頭痛」以外の症状。また、「痛み」が原因で仕事を休んだ平均日数は年間106.7日で、「痛み」が原因で、仕事の能率は平均51.0%低下し、「痛み」が原因で家事の能率は平均52.1%低下するという調査結果でした。
医師の62.8%が「身体的な痛みの治療が成功しないと再発リスクが増大する」と認識しており、約7割にあたる68.9%の医師が「精神的、身体的な痛み双方の治療で症状消失の可能性大」と認識していることも明らかになりました。
調査結果の詳細はこちら
http://www.utsu.ne.jp/itami/survey/outline.html
私も、うつ病の診断を受けられている患者さんからご相談を受けることがあります。お話を聞くと、その多くが身体的な苦痛をかかえていらっしゃることがわかります。そして患者さんの苦痛を和らげるケアが、その方の精神的な負担を軽減して、うつ病にも良い影響があるように思います。
自然療法のエビデンスが整えば、うつ病治療の一環として、薬物だけではなく自然療法による身体全体の調整も選択肢に入る時代が来るかもしれません。
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