- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
「いい家が手にできる人とそうでない人(その1)」とタイトルを打ったら、
これが結構評判がいいとのことで、このタイトルで新たに別のシリーズものにしようと思います。
ということで、ここではまた別の話し。
「大きな木の下の家」のインテリアは、床が杉のうづくりフローリング、天井が105角の杉の化粧垂木が910ピッチで流れ、その上にラーチ合板の木目が見える。
そして、壁は真っ白の漆喰塗装。
極めてシンプルである。
しかし、これは白いキャンパスの様なもので、ここにポイントで色を入れる、というのが私流のインテリアデザイン。
ポイント色はガラスモザイクを使って、アイランドキッチンのバックのカップボードが置かれる壁面をピンクベージュ系の色で、、トイレの横長スリット窓の上下壁にも、、ということで、若奥様のアイデアでは、青と緑を上下どちらかに、、、という案。
そこで、下に緑、上に青ということにしましょう!
そうすれば、トイレに座って、森の中から空を見上げる、そんなストーリーになりますね!?
「成る程、成る程!!」と若奥様
デザインの説明というのは、意外とこんなこじつけで相手を納得させるものである。
さあ、あとは、見積もりが上がった時点で、このモザイクタイルが減額対象としてなくなるか否か?
(画像は平田タイルのHPから借用)