いい家を手にできる人とそうでない人(その1) - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

野平 史彦
株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
千葉県
建築家
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いい家を手にできる人とそうでない人(その1)

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設計の作法 大きな木の下の家
「大きな木の下の家」は、実施設計がほぼ終了である。
これから工務店への見積もり出しの準備に入るところである。

設計事務所に設計を依頼する人で、工務店は自分の知っているところへ、、という人がたまにいるが、こういうケースは、まず、設計を受ける段階で分かっていると、お断りする場合がある。

設計事務所の役割は、施主の利益を守ることである。

即ち、現場においては、設計者は施主の代理人であり、設計者は施主に替わって現場を監理しなければならない。

しかし、施主と直接的に繋がっている工務店は、往々にして設計者の言う事を聞かない。

設計図書と違う事をしていても、「お客さんの了解を得ているから〜」と言って、平気で間違いを正そうとしない。

それでは施主の利益を守れないので、お断りするのである。


設計事務所は、まず、設計事務所の仕事をしたことがない、という工務店は選定しない。
その地域で設計事務所の仕事をよくやっている優良工務店2〜3社を選定して、施主に推薦し、許可を得て見積もり依頼をする。

出て来た見積書を精査し、夫々の見積もり内容について施主に説明をするが、最終的には施主にその中から1社を選定してもらうことになる。

一番安いところがいい訳ではない。

見積もり落ちが無く、正しく見積もられていることが第一だが、減額提案をきちんと作って来てくれる工務店は評価が高い、と言える。

私個人の見方としては、自ら大工の棟梁で、見積もりも、刻みも、現場も、自分で行なう、即ち、一人の<顔>で現場が動く、そんな工務店が理想である。

営業、積算、設計、工務などと分業化された大きな工務店では、責任の所在が明確でなく、現場での間違いに即、対応できない、という問題がある。

だから、小さな工務店で、腕のいい大工である経営者がいい。

「大きな木の下の家」の施主は、幸い工務店の選定をこちらに任せてくれているので、ひとまずは安心。
千葉で一番の工務店を選定しよう!

ひとつ付け足せば、施主と年齢の近い人がやっている工務店がいい。
何故なら、一生この家の面倒を見てもらわなければならないのだから、、、