- 最上 雄太
- 株式会社イデアス 取締役CEO
- 東京都
- ビジネススキル講師
対象:人材育成
もう少し触れてみます。
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【 やる気ホルモンが分泌される経路 】
前頭連合野 ⇒ 即座核 ⇒ 海馬・偏桃体 ⇒ 視床下部
[指令] [伝達] [判断] [分泌]
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参考:児玉光雄 (2006)『なぜモチベーションが上がらないのか』
人が具体的な行動を起こそうと考えたとき
脳の前頭連合野という部位から、即座核という部位に伝わります
前頭連合野 ⇒ 即座核
[指令] [伝達]
→脳の前頭連合野は、知性や創造性を司り
意欲を具体的なイメージとして描き出す役割を担っています。
即座核がやる気を起こさせる原動力(エンジン)
なのですが、この即座核は「海馬・偏桃体」の判断を
得ないと単独では働かないといわれています。[伝達]
即座核の周辺にある海馬・偏桃体は、
即座核のシグナルをうけとります。
即座核 ⇒ 海馬・偏桃体
[伝達] [判断]
→海馬は、記憶の貯蔵庫と言われる脳の部位。
→偏桃体は、人間の持つ好き嫌いの感情をコントロールしている部位。
海馬・偏桃体は
やる気ホルモンを分泌するかどうかの判断を実行します [判断]
海馬・偏桃体がOKサインを出した時だけ
最終的に視床下部という部位からやる気ホルモンが分泌される [分泌]
ということなのです。
海馬・偏桃体 ⇒ 視床下部
[判断] [分泌]
→視床下部は、人間の生存に関わる根源的な欲求を司っています。
脳内でのプロセスを単純化すると
[前頭連合野] で、目標を鮮明にイメージ
[即座核] が、そのイメージを伝達
[海馬・偏桃体] が、過去の経験データを参照して判断
[視床下部] が、やる気ホルモンを分泌する
このように整理できます。
その人に必要なマインドを引き出し、「ぶれない軸」を作ります
株式会社イデアス 取締役CEO/研修講師 最上雄太