おはようございます、冷凍なんですね、コレ。
昨日からの続き、繰り上げ返済の検討について。
資金繰りの鉄則である「支出は遅く」に反している繰り上げ返済により、
支出の総額が減らせるところまで確認できました。
問題はその減少する支払い総額がどの程度かなのです。
ここで減少するのは支払利息です。
そして支払利息の計算に当たっては、決められた金利で計算する
ことになります。
この金利ですが、ここ最近は金利の底なのです。
預金金利がありえないほどに低いことはよく話題に上りますが、
これは逆説的に「金を借りている側には相対的に有利な状態」と
理解すべきなのです。
つまり、現在抱えている借入金は非常に低いコストで調達できている
可能性が高いのです。(無論、ここの契約によりけりですが)
せっかく安く借りられたお金を無理して早くに返しても、結局は
削減できる金利もそう大きくはないことになります。
最悪なのは、繰り上げ返済の結果手元の資金が枯渇し、これまでより
高い金利で再度借入を起こすようなケースです。
これは決してありえないことではありません。
借入金を長い間抱えたままでいるのは気分が悪いかもしれませんが、
基本的には「支出は遅くする」という鉄則を守った方が間違いは
少ないのではないか、というのが個人的見解です。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
044-829-2137
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