「私はストレスなんてありません。」 「私は楽天家ですから。」 「心療内科の問題ですか?」 などの反応が返ってきます。
一般的にストレスと聞くと、精神的に強い悩みをイメージされますが、もっと身近なものです。
私たちは、日々、その瞬間でいろいろなことを感じています。そして、それに合わせてカラダも対応しています。
分かりやすい例では、緊張で肩がこったり、胃が痛くなったり。イライラしている人は、見て分かるように体でそれを表現しています。冷静なつもりでも、嘘発見器は反応するように、体は常に心のままに反応します。
「火事場のクソ力」なんて言葉があるように、意識によっては、とてつもない強さも発揮します。
これだけカラダと心が密接につながっているのに、カラダの症状を心身両面から見ないのは実際、不自然な話です。
心理学的には、私たちの認識している意識は4%と言われています。残り96%は潜在意識・無意識です。
4%の自分はストレスを認識していなくても、96%に抑圧した感情があると体は素直に反応します。
西洋医学では、基本的に心とカラダは切り離し、症状ごとに細かく専門を分けますので、症状や部位により整形外科や心療内科など別々に分析します。
近年、西洋医学では病名のつかない半病人、半健康状態の方が多くなっています。 しかし、その症状には必ず原因があります。
心とカラダ、両面から症状を捉えると、その答えがみえてきます。
実は、とてもシンプルなことですが、私たちの固定観念や常識が症状を複雑にしているのではないでしょうか。
山中英司
治療院のホームページ http://www.hikaichiro.com/
このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
045-981-4431
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