- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
私の担当の女性は、この美容室のオーナー〔社長〕兼スタイリスト。
彼女とは、お客とスタイリストという関係を超えて、経営や社員教育などについて、いつも熱い議論になってしまいます。
さて、今回彼女の話を聞きながら、美容師も、ちゃんと仕事ができるようになるには、「イメージの力」が必要だなと痛感しました。
あるスタイリストは、お客さんのカットをするのに、1時間半もかかってしまうそうです。
そういう人に共通している短所は、最終ゴール〔つまりお客さんのヘアースタイルの完成形〕が頭の中に描けていない、というのです。
だから、部分・部分での対応しかできない。
例えば右側を一センチ切ったら、左側もちょこっと切ってみて、
「あれ、これじゃーおかしいなー・・・」と、
考えながら、修正しながら、プロセスのみを見つめて仕事をしているため
なかなかゴールにたどりつかないのだそうです。
〔しかも完成度も低い〕
あと、“できないスタイリスト”に共通する要素としては・・・
・勉強しない。〔本も新聞も読まない〕
↓
お客様と質の高い会話ができない。
・店全体の流れを見ない。段取りが悪い。
↓
自分の目先の仕事だけに精一杯で、周りを配慮できない。
こういう人はいずれ辞めてしまうそうです。
やはり、ある程度の技術があっても、その先は、常に自分を磨き続けていかないといけないですね。