まずは緊張型頭痛ですが、頭痛の中で最も多い頭痛で、症状は圧迫されるような痛みで片側だけのこともありますが、2/3の割合で両側に痛みがでます。階段歩行などの日常動作によって増悪しないこと、悪心や嘔吐を伴わないこと、光や音の過敏症はないことを特徴としています。
痛みのメカニズムは、簡単に説明すると後頭部や首にある筋肉が緊張を起こし血流が阻害されると、乳酸、ピルビン酸などの痛みを起す物質が出てきます。
これが筋付着部や靭帯にある末梢神経を刺激し痛みを生じさせると考えられています。
場合によっては側頭部や目の裏に痛みが放散することもあります。
ではなぜ筋肉が緊張を起こしているか。ここで注目したいのは神経のバランスなのです。
筋肉をそもそもコントロールしているのは神経。
この神経、結構バランスが崩れてうまく働かなくなることがよくあるんです。神経のバランスが崩れると、結果として筋肉をうまくコントロールすることができなくなり、筋肉の緊張を生んでしまうのです。
カイロプラクティックの視点も見ると、緊張型頭痛のメカニズムに神経系が深く関わっていることが見えてきます。
次回は、片頭痛についてご説明しましょう。
おたのしみに。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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