- 平 仁
- ABC税理士法人 税理士
- 東京都
- 税理士
対象:会計・経理
諮問は環境税や酒税タバコ税に言及するものの、消費税には触れなかった。
(4)間接諸税について、環境や健康等への影響を考慮した課税の考え方を
踏まえ、エネルギー課税等については温暖化ガスの削減目標達成に資する
観点から、環境負荷に応じた課税へ、酒税・たばこ税は健康に対する負荷を
踏まえた課税へ、そのために必要な事項について検討すること。
温暖化ガス削減目標達成という観点からすれば、自動車関連諸税の暫定税率の
廃止は逆行する施策であり、むしろ課税強化を図るべき課題である。
道路特定財源としての自動車関連諸税ではなく、民主党政策集INDEX2009
でも示唆したように、地球環境対策税として環境問題特定財源として恒久化
されるべき財源ではなかろうか。
ヨーロッパの環境税が二酸化炭素の発生に見合う炭素税として課されている
ことから考えても、燃料を燃焼させることによる温室効果ガスの発生量に
応じた環境税とするべきだと思うがいかがでしょうかね。
また、酒税については、INDEXでは酩酊度合いに応じた課税とされていたが、
健康に対する負荷という表現に変わったことには何か意図があるのだろうか。
健康に対する負荷ということならば、“百薬の長”は課税根拠を失いかねない。
たばこも、肺がんになる危険性と、ストレスで胃がんになる危険性とを
勘案すると、いかがなものか。
我が業界はスモーカーが多いが、それだけストレスと戦っているのだろうか?