おはようございます、今月初旬にあったときのやつです。
昨日からの続き、古本の流通による出版業界への影響について。
今日は少し話を変えて、そもそも「なぜ本が売れないのか?」という
点についてでも考えてみます。
参考の記事はこちらです。
着いたその日に返本
要約してしまうと本の市場は狭まっているのに新刊書籍の数は
増えてしまったため、一冊当たりの購買数が減っているということです。
確かに、自分の本が出てから改めて本屋さんをよくみると、
私が主テーマにした「資金繰り」ということに関してだけでも、
相当数の本が出版されていることがすぐに分かります。
ビジネス書などはそれでもまだマシかもしれません。
内容が内容なので、流行り廃りだけで考える必要がないことから
それでも書店の棚に長く並べてもらうことができます。
これがもっと流行性の強い分野であれば、事情はより過酷になります。
限られた時間にこれまた限られた書店の売れやすいスペースを取り合うための
非常に厳しい競争を強いられるわけです。
その旬の期間が過ぎてしまえば、その本は即座にゴミと化すわけです。
競合メディア(ネットやテレビ)が普及したことへの対抗手段として選ばれたのが
新刊の増加という手段だったわけですが、その副作用がここにきて大きく
出てしまっているようです。
明日、その具体例を触れてみます。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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