- 深澤 熙之
- 昭和アルミ株式会社
- 埼玉県
- 建築プロデューサー
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
■外壁塗装は外からの風雨を守る為の外壁材を守る為にある事
■外壁塗装だけでは不十分で外壁材と外壁材のつなぎ目及び窓開口部などの劣化したコーキング材を完全に撤去をしてから新しいコーキング材を施工しないといけない事
■外壁材に塗装をする場合は既存の外壁に付着している塗装を完全に落とすか或いは下地処理をキチンと充分にしてからしないと塗装面の上を塗装しても粘着しないという事
を外壁リフォームのポイント1で述べたのですが、以上最低限しなければならない事をした上で、外壁塗料を施工していかなければなりません。
次に本来の外壁塗料を塗る訳なのですが、外壁塗装の耐久力は塗装膜の厚さに比例しますので、外壁塗料を厚めに塗らなければなりません。
だから・・・と言って、一度に厚く塗りますと外壁塗装は施工後ひびが入りますし、すぐ劣化してしまいますので、外壁用塗料を薄く伸ばしながら塗っていき、そしてある程度乾燥して固まったところをその上から更に外壁塗料を薄く伸ばして塗装をしていく、薄い膜の塗装膜を何回も塗って、はじめて、外壁塗装として、耐久性のある塗装の厚みにしていかなければなりません。
何層にもなった塗装にして厚みを持たせていくように施工してこそ、外壁塗装としての耐久性が増す訳です。
以上の事から外壁塗装をする場合は既存の外壁に3回の塗装工程ですれば良いという安易な判断で塗装をしても外壁塗装後2年もしないうちにひびが入ったり、逆に雨漏りがしたりしてしまう事になりかねませんので、
外壁塗装をする場合に於いても、施工する方法(工程)をきちんとしていかなければなりません。そういった事を考えずに施工してしまうと所謂、手抜きリフォーム工事という結果になってしまいます。
外壁リフォームをする際のポイント3の記事へ続く