外壁リフォームをする際のポイント3 - リフォーム・増改築全般 - 専門家プロファイル

深澤 熙之
昭和アルミ株式会社 
埼玉県
建築プロデューサー

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対象:リフォーム・増改築

森 幸夫
森 幸夫
(代表)
木下 泰徳
(アップライフデザイナー)

閲覧数順 2024年04月17日更新

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外壁リフォームをする際のポイント3

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外壁リフォームの事について 外壁リフォームをする際のポイント
外壁塗装についてのポイントは外壁リフォームをする際のポイント1・ポイント2に於いて述べたとおりで、外壁塗装においても施工方法がきちんとしたものでないと手抜きリフォーム工事になり、無意味なものになってしまいます。

よく塗装業者で、これは良い塗装なので10年持ちますとか中には30年持ちますという風に言ってくる塗装業者がいるとしましたら充分に気をつけないといけません。

まずは、30年どころか、10年ももった外壁塗装にはお目にかかった事はありません。外壁塗装は工程である工法が大事であり、きちんとした工事の内容で施工した塗装でも耐久年数は5年くらいの耐久性しかありません。

塗料にもいろいろな種類があり、ウレタン系・シリコン系・フッ素系・遮熱塗料・断熱塗料・光触媒塗料と数多くある訳ですが、外からの風雨を守るという点では外壁塗装は所詮、塗ものですので2年〜5年で防水性能は劣化してきます。

2年持つか、5年持つかの違いはどれだけ手間をかけて外壁塗装工事をするかどうかにかかってきます。

最後に外壁塗装をする際、大事なポイントがあります。

外壁塗装は外壁材が外からの風雨を守り為に防水性能のある塗料する訳なのですが、外壁塗装をするという事は塗装面が防水になるという事は、逆に住宅の壁内にある湿気を外へ逃がさないようになるという事です。

そうなると壁の中に湿気がこもり、その湿気が結露を生じさせたり、壁内にある断熱材にこもった湿気や発生した結露などの水分が侵入し、カビが発生し、家中がカビの菌だらけにする事になり、腐朽菌などの発生により、住宅を腐食させていきます。

また、外壁塗装をしたとしても外壁材の外側の面は塗装面で防水効果があっても外壁面の内側は外壁材が新品の段階からも塗装をされていず、住宅内部の湿気や結露を外壁材の内側より浸入してきて外壁材を劣化させてしまう事になります。

■また、住宅内部の木材を腐食させる原因である水分は、住宅の外側からの雨水の浸入量より住宅内部からの湿気や水分の量のほうが多いというのが現実です。

ですので5年毎周期にきちんと外壁塗装をして4回塗装して20年経った段階でシロアリが出てしまったという家も数多いのですが、理由は住宅内部の湿気や結露が原因でシロアリが寄ってくるような住宅になってしまうのです。

■ですので外壁塗装は外からの風雨などの雨水を守る為に必要な維持メンテナンスなのですが、逆に住宅内部の湿気や結露を閉じ込めてしまう事になるという事です。

外壁塗装をする際、外壁面の外から風雨や雨水を防ぐ事ばかり視点にしていると住宅内部の湿気や結露を閉じ込め、逆に住宅を痛めてしまう原因をも作っている事でもあることを認識しないといけません。

ですので、外壁塗装をする際の塗料を選択をする場合、外からの雨水をを防ぐ、防水機能もあり、尚且つ、家の中の湿気や結露が住宅内部にこもらないように結露や湿気をなくしてしまうような塗料を選択しないといけません。

ではそのような塗料があるかと言われれば、正直この世にはございません。もし、あったとしたら、かなり高額な値段の塗装費になります。(塗装の中には湿気や水分の粒子を無くする事はできませんが、水分が細かい気体粒子になって、少なくするような塗料はあります。もし、その塗料で塗装した場合かなり高額な塗装費用となります)

今、市場で塗装をされている値段は80万円〜150万円くらいの塗料で外壁を塗装リフォーム工事をされていますが、それらのすべては、外からの雨を守る事ができても住宅内部の湿気を閉じ込めてしまうような、外壁塗装リフォーム工事ばかりであるという事を認識をされた上で外壁塗装というものを考えていかなければなりません。

住宅に於いて最も大事な事は外からの風雨から家を守りながら、家の中の湿気を閉じ込める事ないようにしていかなければなりません。

それ故、弊社においては外壁自体の構造を変え、外壁二重通気工法という工法を推奨しています。

既存の外壁材を生かしながら、その既存壁と新しく『アルミサイディング』という外壁材製品を使用して、既存の外壁材の間に通気層を設け、外壁を二重構造にして家の中の湿気をこもらせないように通気層を通って、外へ逃がしていくような外壁の構造になる訳です。

ただ、この外壁二重通気にする工法も弊社の物真似をして、施工をしている業者も数多く、アルミサイディングを黒色の胴縁を下地にして施工したのに家がカビだらけになった、シロアリが出てきた、雨漏りがしたという、『アルミサイディングを使用した手抜き欠陥リフォーム工事』という住宅も数多く、増加をしておりますので、充分にお気をつけて下さい。

弊社の製品や工法については 他の記事や他のホームページサイトがあり、そこに紹介していますので、その説明は省きますが、この外壁二重通気工法も下手に施工すれば、効果はなく、弊害も出ている住宅もありますので、効果や機能がきちんと出るにはそれなりの実績と経験が必要になってきます。

弊社のSOIV工法は特許技術を駆使した30年以上の実績と経験がありますが、他社さんの経験はまだ10年〜15年くらいでしょうか? 

わかりやすく言えば、通常のハウスメーカーや工務店さんの外壁工事の方法(工法)でアルミサイディングを施工をすると住宅を守るどころか、住宅内部に湿気を閉じ込めてしまう結果になりますので充分にお気をつけて下さい。