気難しい上司を巻き込めた! - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

伊藤 健之
ユー・ダブリュ・コンサルティング 代表
経営コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月08日更新

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気難しい上司を巻き込めた!

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【ノウハウ篇】 10ステップを駆けあがろう!
「気難しい上司を巻き込む」
どうしたらできるのでしょうか?

大企業で働くKさん(30代女性)の事例が参考になりそうです。
まずは、彼女がくれた手紙を紹介しよう。
伊藤さん、こんにちは。

私たちは仲間でしばしば集まってミーティングをやっています。
仕事をカイゼンするための自主的なミーティングです。

この活動に上司も巻き込んでいきたいよね」。
最近、こんな声が上がるようになってきました。

私たちには巻き込みたい女部長(Aさん)がいます。
普段は気難しく、とっつきづらい女性なんです。

その上司は、私たちと同じように異業種から、かつ、未経験の管理部門へと
中途入社し、今ではマネジメント職まで昇りつめた人なので、その勉強の
課程が参考になるだろうと、みんなで考えたんです。

さて、どうやったらA部長を巻き込めるんだろう?
正直に言うと、個人的には依頼したい方ではなかったのですが、仲間とそん
な話しになったので、ダメモトで声をかけてみることにしました。

Aさんが今までどうやって勉強してきたか、是非教えてくださーい
今、何を勉強しているか、どうやって時間を使って勉強しているか教えてください」と。

この上司は、基本的には、なかなかとっつき難い、難しい上司ではありますが、
資料まで作って喜んで講演してくれました。

話の内容は
・自己啓発と自己研鑽の違い
・Aさんにとっては、この会社で働いていることが自己啓発
・勉強と業務を分けずに、業務の中にこそ学びが沢山ある
・業務に活かせる、明日役に立つ事を勉強する(簿記、財務系)
・お客さんから、今すぐに分からない内容の宿題をもらい、とことん突き詰めて調べて学ぶ。
 →その手のスペシャリストになれる。
・現在は、週末英会話に通っている。

大まかにはこんな内容でした。
学びを押し付けるようなことはなかったと思います。

ただ、「仕事の中に学びがある」
そういう風に向かっていけると良いんだろうな、と思いました。

サラリーマンとしてワクワク働く上で、一つキーワードかなと思いました。

その日は、司会を他の人に任せたいほど嫌でしたが、やってみたら、お願いしてやってもら
ったら、こんなに喜んでやってもらえて、みんなとも距離が近くなって、別の印象をもつことが
できて一石三鳥くらい得ることができました

上司のAさん、今では毎回ミーティングに参加してくれているんですよ。
少し近くなれた気がします。
こんな感じで、これからもいろんな上司を巻き込んでいきたいと思っています。
(お手紙おわり)


解説


「現代人は認知に飢えている」
といわれます。これは上司も部下も変わりません。

この事例のように「ひとを認知する場」をつくってあげればいいのです。

「普段は数字や管理にうるさい女上司」
でも、これは彼女の立場がつくった「ひとつの人物像」にすぎません。

この事例のように「私たちの頃(30代前半)に考えていたことに興味があります」なんて
部下から言われたら、「自分の話なんかで参考になるんだったら・・」なんて言いながらも、
喜んで協力してくれるものです。

「上司も嬉しい」「自分も勉強になる」「上司との心のキョリがグッと縮まる」
お手紙に書かれているように一石三鳥だと思います。

こうした「認知の場」をつくって、上司に声をかけてみるだけです。
簡単にできます。
ぜひ、やってみてください。