計画にあたって、敷地を「読み込む」ことは何より大切です。
ひとつとして同じ敷地はありません。
せっかくつくるのですから、その敷地でしか、建てられないものにしたいですね。
電柱もありませんので、立ててもらわないといけませんね。
それにしても、森・・どこから撮っても同じで・・
これだけあると、どの木を残すとかいう問題ではありません。
敷地の真ん中よりやや南側の大きなナラの木を発見!
「これに向けてリビングをつくりたいですね」
「東側は微妙に盛り上がってますね。
西側は道路面からフラットに近いので、こちらを家へのアプローチにしましょう」
「家の敷地!すぐ入る・・ではつまらないですから、
せっかくのこの環境を活かすためにも、敷地への入口は長い道程を楽しめる西側がベストですね」
「できるだけ建物の高さを抑えて、森のなかに馴染むものにしたいですね」
「広葉樹が多いので、紅葉など季節の変化を楽しめますね。
冬は葉っぱが落ちて、すかすかになるでしょうねぇ。冬の感じも見たいですね」
敷地を見て、その特徴をお話しながら、イメージを共有していきます。
もちろん私が一方的にお話しするわけではありません。
どうしてこの敷地がよいと思ったかとか、購入された経緯などをお話していただけると、
そのかたが大切にされていることをより知ることができます。
一緒に敷地を拝見しながらお話させていただくことで、家のカタチもぼんやりと浮かできます・・
プランニングする前に敷地をじっくり読み込んで・・敷地を知るべし!
次回は、『叩き台プランをつくる』
アトリエ137のオフィシャルページもぜひご覧ください!
http://www013.upp.so-net.ne.jp/atelier137/
このコラムの執筆専門家
- 鈴木 宏幸
- (建築家)
- アトリエ137
シンプルでナチュラル。気持ちのいい空間を創ります
家は明るく、楽しく、気持ちよくが一番です。より豊かで快適な生活を楽しむための家づくり。住まい手の生活スタイルや敷地の周辺環境を生かした空間づくりを心がけています。「やさしい空間の中に、凛とした空気を感じる」と感想をいただきます。
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