自動織機洗い機(3) - 住宅設備全般 - 専門家プロファイル

近藤 壯一郎
台所計画工房 キッチンスペシャリスト
神奈川県
リフォームコーディネーター

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閲覧数順 2016年12月03日更新

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自動織機洗い機(3)

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たかがキッチン、されどキッチン キッチンはオーダーメイドが当たり前
食器洗い機に関して、歴史、使い方、運転音についてと一通りご紹介しました。



今回は、アメリカ(北米)製とヨーロッパ製の違い、また、最近のトレンドについて述べてみます。



話の前に、ビルトイン食器洗い機は、キッチンにぴったりと組み込めるようにキッチンユニットのモジュールに合せてありメーカーが違っても基本寸法は同じになっているということを押さえておきましょう。






さて、北米とヨーロッパでは度量衡の違いにより寸法モジュールが違います。



寸法の単位としてアメリカ(北米)ではヤード・ポンド法でインチ、ヨーロッパではメートル法でセンチメートルが採用されている。



ということで、



アメリカ(北米)の食器洗い機は、幅24インチ(61cm)、高さ34 1/2インチ(87.6cm)、奥行24インチ(61cm)というのが共通の寸法モジュールなのに対し、ヨーロッパ製では、それが幅60cm、高さ82cm、奥行57cmになっています。



ですから、ヨーロッパ製の食洗機は、ヨーロッパ製のキッチンにはそのままビルトインできますが、アメリカ(北米)製キッチンにビルトインすると左右と上部に隙間ができ、逆にヨーロッパ製キッチンにアメリカ製食洗機を入れようとしてもそのままでは入らないということになってしまいます。



そんなこともあって、ヨーロッパの食洗機メーカー(Bosch、Miele、Asko、Gaggenau等々)はアメリカ(北米)市場にも積極的に進出していて、北米向けの製品は、ちゃんとインチモジュールで製造されています。



ちなみに、日本に輸入されている食洗機は、アメリカ製、ヨーロッパ製ともすべて自国の仕様のままです。それを各輸入発売元が日本の事情(法律等)に合わせて部分的に改造(?)などをしてから販売しているのです。



日本は、キッチン用ビルトイン機器の市場規模がとても小さいことやコスト高ということもあり、海外メーカーが進出する魅力がないのでしょうね(ミーレは販売部門だけは日本に拠点を作りました)。






話は変わって、デザインのトレンドについて。



食洗機の、キッチンへの納まり方のトレンドとしては、食洗機の前面にキッチンユニットの扉を取り付けて本体を隠してしまう、完全ビルトイン(Integrated)というスタイルが数年前から流行っていますが、



最近では、特に北米で、食洗機の前面(扉面)がオールステンレスむき出しという製品が各高級品メーカーの最上級機種のなかで増えてきています。



これは、冷蔵庫、レンジ(ストーブ)、オーブン、フードなどにも共通な現象で、富裕層などがプロ仕様(業務用)のようなキッチンへの憧れから採用することが多くなっているとのことですが、このような場合のキッチンユニットは本物のむく材(チェリーなど)、ワークトップはグラニット(天然御影石)というスタイルがセレブたちのキッチンデザインのお約束になっています。



合わせて100,000ドル(約900万円)以上のキッチンというのも少なくありません。






もう一つのトレンドは「エコ」、「グリーン」です。



各メーカーとも省エネルギー、環境配慮ということに積極的に対応していて、いかに使用水量を減らし、運転時間を短縮し、なおかつ満足できる洗浄能力を得るということを競い合っています。



ただ、「エコ」や「グリーン」の機能が充実しているのは、日本製もそうですが、各社とも最上位機種が中心です。



「エコ」な生活を手に入れるためには、まだお金がたくさんかかるということなのですね。



今の段階では仕方がないことなのでしょうか?